高嶺の花と、呼ばれてました…。お嬢様というのは他人を不愉快にさせる生き物である…。その恵まれた境遇から、生まれながらにして選民意識を持ち合わせ、隠しきれずに滲み出る見高な振る舞いから周囲をイラつかせ、気づけば四面楚歌状態を作り出す…。そして、そんな社長のやんごとなきご令嬢への鬱憤は、やがて父親の側近(部下)の男たちにも伝播し、その込み上げる怒りを“犯す”という行為に変換した、ホテルに連れ込んでの調教へと昇華する…。誰もが羨む高嶺の花が、以前の姿からは想像できないほど下品に咲き乱れ、そして散っていく…。これは“高嶺の花”のその後の物語である。